脱関東で脱ダムの国へ。

 序文 久々に関東以外のネタで見聞録。

 2003年3月1日から31日まで、JR東日本では完全民営化を記念して、大々的にキャンペーンを行う事になった。その一環として、「東日本パス」なるJR東日本管内全線1日乗り放題で8000円(2日だとその倍)という太っ腹な切符を販売すると言うではないですか。それを聞いて黙っちゃいられないのがワシとSANCHEさんでありまして、こいつを使って長野新幹線のメロディー収録をしに行こうという事になった。
 まぁ、簡単に言ってしまえば「安売り切符で行くヴァカ旅」って事です。
 しかし、切符購入が両者共に出発の約1週間前というやる気のなさ。まぁ、「行きと帰りぐらいは楽したいよね」とか言っていたのですが、こんな状態で指定席が取れるわけもなく、行きの新幹線の指定券は難なく取れたものの、帰りの新幹線はやっとこさ喫煙席が取れたという有様。

 かくして、前途多難なこの旅の顛末を、ご覧あれ。

 朝もはよから起き出して。

 当日は5時起床で、6時15分の川越線に乗り込み大宮まで。そこから6時50分のあさま501号に乗り込む。車内で、東京から乗っているSANCHEさんと合流。ちなみに氏は、地元の駅まで、まだ夜も明けきれぬ早朝から1時間かけて歩き、電車に乗ったそうで。そんなこんなで喋っておりますと、熊谷を通過し高崎に到着。
 しかし、高崎線でしかこの区間は乗ったことがないのですが、大宮‐高崎の早いこと早いこと。素直に感動してしまいました。そして、再び電車は走り出し、安中榛名を通過して軽井沢へ。こちらもあっという間といった感じでした。つーか、トンネルだらけで景色どころではなかったですが。
 しかし、軽井沢。天気予報を見て覚悟はしていたが、3月なのに雪降ってますよ。しかし我々は、そんな雪の降る長野に背を向け、最初の収録地である安中榛名へ向かうべく、軽井沢で3分接続のあさま550号に乗り込む。
 しかし、川端康成の雪国にもありましたが、トンネル抜けるだけでこうまでも天気が違うのねって思わされた瞬間。(同じようなことを上越国境越えで思っているはココだけの話だ)

 安中榛名到着、7時58分にやってくるあさま551号で収録。しかし、ワシのMDが言う事を聞かず、収録したもん全部パー。こんな辺境地で来て機嫌を損ねなくてもって感じです…。失意のままとりあえず駅の外へ。
 しかしねぇ、噂には聞いていたけど何もないねぇ。何処にでもあるようなコンビニすらない、暇も潰せないね。しかし、駅構内にそば屋だけはあって、その隣では、横川駅名物の駅弁・峠の釜飯を売っているという。商売になっているのかね? と思いつつ、朝食と相成る。
 我々は、その店でうどんをオーダーした。しかし麺を切らしていると言うではないか。そこで店の親父さんは、隣の釜飯屋でお土産物として売っているうどんを茹で始めたでわないか。味エトセトラの詳細はこっちを見て、っつー事にしておこう
 メシを食い終わったところで、あさま553号で再び信州へ。

 信州の誘惑、信州の…(略。

 とりあえず我々は、佐久平を目指し収録をばと言う事に。しかし、本当に収録するためだけに佐久平に下車した感じになり、改札を出て無駄に高架になっている小海線ホームに入る事もなく、あさま510号で再び軽井沢へ。

 しかし、軽井沢(2度目)。接近放送と発車ベルが鳴るスピーカーそして、接近補助放送が鳴るスピーカーとバラバラになっており、思うように収録で気ない状態だったのはここだけの話だ。数本で収録するも、メロは録れども接近補助は録れず終いだったり、その逆だったり。そんな状況に嫌気がさした我々は、軽井沢にある萌えスポットに行く事に。つーか、ワシ的には絶対行ったろと思っていたのですがね(ぉ

 …・・・・・・ 溶けかけていたため、中略。 ・・・・・・…

有料だそうな
軽井沢旧駅舎、中に入りたかったけど(略

とまぁ、中略になるほどの安さだったため、これ以上居ると危ないという意見で一致したため、30分(これでも長いかも)で退散して再び軽井沢駅へ戻る。
 軽井沢に戻ってからも、数本で収録をするも、あまりの寒さに下りホームの待合室で、先ほど調達した蜜がけコーンを食していると、鉄道警察隊の方が「いゃ〜、ざみぃね〜」と言いながら入ってきた。ワシ的には、世界情勢も危うい時期だったのでテロリストかと思われたか? と思ったが、ずっと「ざみぃね〜」と言っていたのでした。どうやら彼も暖を取りに来た模様。地元の人だろうと思って、気象状況について尋ねてみたら、群馬のほうの人だったらしく、当日も公務で大宮に行った後軽井沢に来たのだそう。
 しかし、公の人間って大都市圏から離れれば離れるほどフレンドリーになるのは気のせいだろうか、いや、気のせいではあるまい(反語)。
 そうこうしているうちに、お目当ての収録電車が来る時間になってしまい話を切り上げ上りホームへ。あさま514号で収録し、軽井沢からあさま562号で再び安中榛名へ。後続のあさま552号で収録の後、あさま555号で長野へ。SANCHEさんは、英語でいう号数放送の"Five-Five-Five"にヴァカウケのご様子で。車中は、軽井沢で調達した釜飯喰ってたり、「あー、あそこにも無印あるんだよねー」とか思ってました。

 牛に牽かれて長野参り。

 つーか、本来の新幹線収録という目的は何処へ? って感じで長野まで来てしまった訳だが、長野も長野で魅力的な訳ですよ。とりあえず。在来線ホームで収録しようという事になったが、ここへ来て問題が。似通った形のスピーカーが並んでいるのである。さて、どっちから鳴るのかな〜? と、頭の上に?マークを沢山並べて考えましたところ、1発目は見事に外れ。つーか、片方から発車予告と接近が流れ、もう片方からメロディーとドア締め放送が流れるという何ともはやな状態である事が判明。その失敗を踏まえて、しなの号で収録。今度は録れましたけどね。

これ撮ったの、松本方面行きホーム
篠ノ井駅駅名表

 その後、さてどうするか? という事になり、篠ノ井に行ってみる事に。
 篠ノ井までは、しなの鉄道の169系に揺られること約10分。しかし、寒い上に何もないですね(お とまぁ、文句しか出ないのかと言われそうですが、メロのほうは面白いですね特に接近放送が
 篠ノ井からは、しなの鉄道の115系で長野に戻り、とりあえずお土産物を漁る事に。ワシは善光寺名物のおやきを購入。おやきとは何ぞや? と言いますと、カボチャやら野沢菜やらが入った肉まんのようなものとでも言えば良いのでしょうか。つーか、そっちのラインナップのほうが多かったので多分そっちが本流なのでしょうが、ワシは無難に餡子をチョイス。
 食べ終えた後、新幹線数本で収録し、辛うじて指定が取れた17時40分発のあさま640号の喫煙車で大宮まで、大宮では接続が悪かったので、無印に寄って時間調整の後、帰還と相成りました。

 しかし、久々に収録メインだったなー、と我ながら思う。




オマケの1枚、とっても絵になると思いません?@大宮 最近こういう写真が好きです。 

 最後に、SANCHEさん、お世話になりましたm(__)m 夏にリヴェンジしませうね(ぇ

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